| 網膜剥離の話、強度近視の方へ | ![]() |
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強度近視(遠くが見にくい視力)は,網膜剥離が起こりやすいと言われています。また,明るい所や白い紙を見つめたとき,目の前に虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見えることがありませんか? これを飛蚊症(ひぶんしょう)といい,生理的なものと病的なものがあります。その他,暗いところでピカッといイナズマがはしるような視覚体験など,これらは網膜剥離の初期症状である場合があります。
1.近視と網膜剥離の関係/あなたの近視の強さは? 弱度 - 3.00D まで 中等度 - 3.00 D ~- 6.00 D まで 強度 - 6.00 D ~ -10.00 Dまで 最強度 -10.00 D 以上 2.「網膜剥離」とは? 3.では,「網膜剥離」はどのように予防すればよいのでしょうか? 中等度以上の近視の方は,精密な眼底検査(散瞳後眼底検査)をお受けになることをお勧めします。一度ご自分の眼の健康のために時間をとっていただき,ご都合の良い日に検査をお受けください。当院で眼底検査をご希望の方は、受付終了時間の一時間前までにお越し頂きますようお願いします。
近視は,度の強さにより表-1のように程度分類されています.特にこの表で中等度以上の近視(つまり
-3.00 D 〜)の人は,統計的に正常な人に比べ「網膜剥離」という失明につながる病気になる率が高いことが分かっています.あなたの近視の度数はいくつでしょうか?.
近視の程度分類表
視力の目安としては,0.1以下の方は-3D以下の指標となります.
図-1 のように眼球の内側の壁には,ものを見たり光を感じたりする働きをもつ網膜という薄い神経の膜が,ぴったりと張り付いています.ところが,近視になると,図-2 のように眼球の壁が長く伸びてくるため網膜は眼球が伸びる方向に引っぱられます.
網膜は弾力のある膜ではありませんので,引っぱられると孔があいたり裂け目が入ったりします.眼球の中の水がその孔や裂け目から裏側に入り,網膜が眼球の内側の壁から剥がれてくる状態が網膜剥離です(図-3).前述したように,網膜はものを見たり光を感じたりするための器官ですから,これを剥がれたまま放置すると視力に影響がでて,最悪の場合には失明にもつながります。

散瞳眼底検査について
まず,網膜に孔や裂け目がないかを確認する必要があります.孔や裂け目のできやすい部位は網膜の周辺ですので,ここを観察するためには目薬で瞳(瞳孔)を開いて(散瞳),眼球内部が良く観察できるようにします.これが散瞳眼底検査です.(散瞳をしないで行う会社での健康診断では網膜の周辺は観察できませんので,初期の網膜剥離を見つけることはできません.)
検査後の処置
1.網膜に孔や裂孔が開いていた場合には,そこから網膜剥離が進行する可能性がありますので,レーザー光線のエネルギーを用いて孔や裂孔の周囲を裏打ちします.
2.孔や裂孔が大きな場合,または,すでに網膜剥離が進行している場合は,レーザー治療では間に合わないため手術を行うことになります.
以上,当院で行うことのできる検査,処置は散瞳眼底検査とレーザー治療で既に網膜剥離へと進行している場合は大学病院(主に慶応義塾大学病院,御希望があればどちらでも)に紹介し手術を受けることになります.
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tel 03-3839-5092 |
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