●●●●様:お返事遅れすいませんでした。以下@でお答えします。吉野眼科クリニック 吉野健一
On 2012/09/18, at 22:01,●●●●.biglobe.ne.jp wrote:
吉野先生
こんにちは。9月18日(火曜日)に、レーシックの術前検査を受診しました●●●●(●●●●)と申します。
診察時に質問しようと思いメモをしていた件を質問し忘れましたので、メールさせていただきました。
【現在の見え方】
これまで、コンタクトレンズ処方のための検査などで「乱視」と診断されたことはありません。今回も術前検査でも、とくにその点についてはコメントされませんでしたので「乱視」の数値は出ていなかったのではないかと思います。
ただ、数年以上前からコンタクトでも眼鏡でも裸眼でも夜間に明かりを見た際に以下のような症状があります。
・光の元の形を中心に、円を描くように光の形がボボボボと増殖する。(月や信号など)
・看板などの横長の明かりが元の形の光加えて、そのまま上にズレたような形で薄い光が見える。
【質問】
?上記のような症状は乱視ではなく近視からくるものでしょうか。
@ご指摘のように確かに乱視はほとんどありませんでした。しかし、左眼にわずか-0.50D程度の軽い乱視がありこれを矯正することにより視力は、(1.0)→(1.2)に上がります。したがって、手術では-0.5Dの乱視は矯正する予定です。
?症状の内容だけをみると、レーシックの合併症として例示されている「グレア・ハロー」の症状とかなり近いように思います。
今回、レーシック手術を受けたことにより、現在の夜間の見え方は改善される見込みはあるものでしょうか。
または、合併症として例示されている「ハロー・グレア」の症状として残る可能性があるものでしょうか。
@ご指摘の見え方は、おそらく乱視によるものではなく、夜間に瞳孔径が大きくなることにより生じる「高次収差」の増大によるものと思います。したがって、これは、「グレア・ハロー」に近いものと想像できます。
術前検査当日にもお話ししましたが、あなたの場合、元々高次収差が高めであるということ。したがって、術前からも「グレア・ハロー」を感じるのではないかと思われます。「wave front-LASIK」を選択したのは、そのことが根拠になっています。
また、術前検査時に、暗所瞳孔径が大きいことも確認しており、術後のハロー・グレアが出やすい症例であることは認識しておりましたので、レーザーの照射径は「7.0mm」と通常よりも大きく設定いたしました。
これにより、術後の「グレア・ハロー」も最小限に抑える配慮をいたしております。また、術式が「wave front-LASIK」であることから、これも収差を最小限に抑える術式であることより最大限の配慮となっています。
しかしながら、では、術後に全く「グレア・ハロー」がなくなるかということに関しては、確約はしかねます。しかし、これまで瞳孔径の大きな多数の患者さんにLASIKを施行してきましたが、大方が、「確かに「グレア・ハロー」はあるが、気にはならない」また、「時間とともに減ってきたため更に気にならなくなった」とおっしゃります。また、フェムトセカンドレーザーによりフラップを作成しますので、より大きなフラップが作成でき一層「グレア・ハロー」の防止につながると思います。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
お忙しいところ恐縮ですが、ご返信よろしくお願いいたします。
なお、手術は9月29日(土曜日)に申し込みいたしました。
2012年9月24日 9:23:25 JST
吉野先生
お忙しいところご丁寧に返信いただきましてありがとうございました。
疑問がひとつ解消し、より納得して手術を受けることができます。
29日の手術の件、どうぞよろしくお願いいたします。
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