ブログ相談室

フェイキックIOLに関する質問

2013年11月19日

●●●●様:

大きな学会があり、お返事遅れすいませんでした。以下に@でお答えします。

▼送信内容

お名前 = ●●●●

年代1 = 30代前半

性別 = 男性

ご住所 = 東京都杉並区

メールアドレス = ●●●●@gmail.com

ご相談内容 = すべてICL(フェイキックIOL)に関するご質問になります。目の手術は不安もあり、ご質問が多くなってしまいましたが、何卒よろしくお願いいたします。

1.ICL(フェイキックIOL)を受けると生まれ持った「見え方の質」の視機能のバランスが崩れ、悪化してしまう可能性があるのでしょうか?

@そんなことは決してありません。特に強度近視眼には、レーシックに比し視力の質(高次収差の少なさ)は格段に良好です。コンタクトレンズと同じかそれ以上の視力の質が得られます。

2.手術後にパソコンなどの目の酷使等により、再び視力が落ちた例はあるのでしょうか?

@すべての屈折矯正手術は検査時の屈折異常(近視、遠視、乱視)を治療するものですので、その後の近視の進行等を予防するものではありません。したがって、術後に近視が進めば再び視力は低下します。しかし、元の近視まで戻ることはあり得ません。

3.手術がうまくいかなかったことにより、術後に追加料金がかかることがあるのでしょうか?

@施設によって対応は違うと思いますが、当院では基本無料です。手術に使用するディスポ製品の実費やお薬代はかかります。

4.ネットを見ていると、明るい場所から暗い場所へ移動すると視力が急激に低下するという方がいましたが、そのような症状の方は術後に存在するのでしょうか?

@それは。レーシック術後の一時期、一部にみられる症状です。ICL(フェイキックIOL)では基本ありません。

5.ハローとかグレアなど、レーシックではよく聞く術後の症状ですが、これもICL(フェイキックIOL)も同じでしょうか?

@同上です。

6.目が悪い人はなる可能性が高いと聞く、網膜剥離、飛蚊症、緑内障などになる確率は、手術前と比べて変わらないのでしょうか?

@屈折矯正手術は上記の疾患を治すものではありません。おっしゃる通り手術前と同じ確率です。

7.術後すぐではなく日常的に生活が送れるようになった場合で、目に衝撃を受けると、手術前と比べて危険になるのでしょうか?

@アルチザン型、アーチフレッス型、すなわち前房型で虹彩を把持するタイプのものは外傷に弱いです。後房型、すなわちICLは問題ありません。当院では更に日本未導入のhole付きのICLを導入しています。これにより術後白内障の進行する確率が下がると言われています。

8.手術後の通院期間は一般的にどれくらいでしょうか?手術後、多少の不具合や心配事でもあったら、どんどん相談しても対応してくれるのでしょうか?

@翌日、3~4日後、1週間~10日後、1ヶ月後、3ヶ月後、以後、4~6ヶ月おき。もちろん必要時はいつでもご来院ください。そこが手術したらやりっ放しの美容系屈折矯正治療施設と大きく異なる点です。一生おつき合いいただくつもりで診察致します。

9.ICL(フェイキックIOL)の手術説明会みたいなのはありますでしょうか?

@一派人からげに講習会をすることはありません。一対一で膝を突き合わせて一般論ではなく患者さんの実際のデータをみながらご説明致します。手術を受けるかどうか迷っているなら「適応検査」、実際に当院で受けるつもりがあるのなら「術前検査」を予約の上受診して頂いています。以上。

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吉野眼科クリニック 吉野健一

〒110-0005東京都台東区上野1-20-10風月堂本社ビル6階

TEL:03-3839-5092, FAX:03-3832-3730

レーシックセンターURL: https://www.yoshino-eye-clinic.com/

吉野眼科クリニックURL: https://www.yoshino-eye-clinic.com

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東京歯科大学眼科講師 日本医科大学眼科講師

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