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眼精疲労外来(がんせいひろうの話)
東京都台東区上野1-20-10風月堂本社ビル6F



眼精疲労とはどのようなものでしょうか?(眼疲労と眼精疲労の違い)

 「疲れ目」という言葉は,眼科的には2種類に分類しています。休憩によって回復するのが「眼疲労」。休憩をとっても目の痛みや霞(かすみ),頭痛などの症状が残るのを「眼精疲労」と言っています。一般的に疲れ目と言っているのは前者で,眼精疲労はより重い症状を指します。



 眼精疲労の主な自覚症状は目に関するものとして、疲れによる充血、かすみや視力の低下など。また目以外でも、身体の痛み、胃痛や食欲不振、便秘などが起こることがあります。さらに進行すると、イライラや不安感、抑うつといった症状へ発展することもあります。

 

眼精疲労を起こす原因

 眼精疲労を引き起こす原因は様々で、主に視器要因・環境要因・心的要因の3つに分類できます。視器要因には屈折異常(近視・遠視・乱視)や調節異常(老眼)など、眼の各種疾患があります。環境要因としては、VDT作業におけるモニターの高さ・モニター画面への映り込み・部屋全体の明るさ・乾燥・エアコンやパソコン、周辺機器が発する騒音などが挙げられます。

 心的要因は、仕事上のストレス/神経症/自律神経失調症など多種多様です。また,長時間作業で目が疲れるのとは逆に、目に異常があってそのせいで疲れを生じるケースもあります。例えば緑内障では、眼圧が上がりその結果目の疲れを感じることがあります。緑内障は一般的に徐々に症状が進行するため、視野の欠けなどの自覚症状に気付いたときには深刻な状態に達していることが多い病気なので注意が必要です。

(注)VDT(ビジュアルデスプレーターミナル)は
コンピュータやテレビゲームなど、画面を表示する機械のことを指します



提供(株)ジャパンライフデザインシステムズ

 こちらは、2006年6月発刊のセフルドクターに掲載された「目の疲れと効果的な目薬の選び方(PDF)」に関する記事です。目が疲れる原因と、その対象法について詳しく解説しています。



眼精疲労、「乾き」と「疲れ」が密接な関係

 ドライアイとともに多い症状が眼精疲労です。「ドライアイの症状を訴える約60%は同時に目の疲れを感じ,眼精疲労の患者の約60%はドライアイの症状がある」という調査結果が報告されています。ここでは,近年コンピュータの普及とともに増加し続けるVDT(visual display terminal)症候群(テクノストレス眼症)と眼精疲労の問題を取り上げます。



ドライアイとはどの様な症状を指すのでしょうか?

 目は常に涙(涙液)で潤っています。ドライアイは、目の表面を覆う涙液の量が減り、角膜が部分的に露出してしまうことで目がダメージを受ける状態を指します。では、ドライアイはなぜ起きるのでしょうか。涙液は、目の乾燥の防御,角膜への栄養補給,角膜や結膜に付いた汚れや細菌などの除去,といった重要な働きを担っています。


 詳しく見ていくと涙液は、1.角膜の上にある親水性の「ムチン層」、2.涙腺から出る涙液の「水層」、3.外気に触れる層の「油層」の三つの層で構成されています(右図)。ムチン層はいわゆる粘液で涙を角膜と結び付ける働きをします。水層は目に潤いを与え、汚れや細菌などの除去を行います。同時に栄養分を補給する役割を担います。油層は、涙の蒸発を防ぎます。目が乾けばこれらの働きが損なわれて角膜がダメージを受け、目がごろごろしたり、疲れや充血、痛みの原因になります。


 目はまばたきによって涙が目の表面を潤し、酸素や栄養分が補給されます。ところが集中してコンピュータ画面や小さな文字を見続けるとまばたきの回数が減り、一時的なドライアイとなります。



ここで,VDT症候群について説明します。VDT作業を行うときの注意点

 VDT作業でドライアイを引き起こす主な要因として、1.モニター画面の中心位置が目線より高い。2.部屋が乾燥している。3.夜間作業の3点があげられます。1.は目が上向きになり瞼が大きく開くことにより、涙液の蒸発の促進を招きます。

 

(×)
(○)


 同様に2.の乾燥した環境もマイナス要因です。さらに、夜間は涙の分泌が昼間よりも少なくなるため,夜間作業は目に大きな負担がかかります。ちなみに、精神的に緊張した状態でも涙は出にくくなり,つまりストレスもドライアイの要因となりえます。加えてモニター作業では、画面を凝視する時間が多いためにまばたきの回数が減ります。

  目はまばたきによって涙の分泌を促しており、まばたきの減少もドライアイを引き起こす要因となります。また、長時間同じ姿勢での作業となるので、首、肩、腕などの痛みの原因となります。このように、VDTを使う作業による疲れで身体の不調を生じることをVDT症候群と呼びます。



眼精疲労治療法

 従来の眼精疲労治療法としては,眼鏡の調整,ビタミンB12点眼,調節賦活剤の点眼といったものがほとんどで,眼精疲労を訴える方には決して満足いくものではありません。例えば,眼科では温罨法(おんあんぽう)・冷罨法(れいあんぽう)という処置があり、温める・冷やすのいずれも疲れ目に効果があります。

  血管は冷やすと収縮し、温めると拡張します。要するに血管を刺激して血液の循環を促進させることで、目や目周辺の筋肉の老廃物が取り去りフレッシュさせるという方法です。当然、目の周囲をマッサージすることも効果があります。ただし、目の状態によっては温めないほうがいい場合もあるので注意が必要です。目が炎症を起こしている場合や充血している場合は冷やしたほうが良いです。また,室内の乾燥を防ぐ加湿器は、眼の保湿にも効果があります。




点眼液、どのような点に注意するか?(防腐剤と充血をとる目薬)

 日ごろ、目がごろごろしたり、目の乾きを感じた際に市販の点眼薬を使うことがあります。市販および眼科で処方されるほとんどの点眼薬には防腐剤が入っているので注意が必要ですイアイになった目は防腐剤の影響をダイレクトに受けます。そもそも、細菌などの増殖を防ぐ防腐剤は目の細胞に良くありません。


 ですから、目を潤す目的で点眼薬を使う場合は、防腐剤が入っていない製品(人工涙液)をなるべく選ぶべきです。ただし、防腐剤抜きの点眼薬は使い切り、または短期間しか使用できないので注意が必要です。

 また、目が充血したときにそれを取り去る市販の点眼薬を使うと白目の部分がきれいになり、充血が治ったような状態になります。しかしこれは、血管を収縮させる収斂剤による一時的な効果にすぎず、根本的な治療にはならないと言えます。逆に、充血を起こしている原因を取り除くことをせずに、上記のような充血をとるよな点眼液を使うと、かえって慢性的な充血を引き起こす場合があります。充血が続くようなら、眼科医の診断を受けましょう。




眼鏡とコンタクトレンズ

 近視は、近くを見ることを多く強いられる社会では、必然と多くなります。特にパソコンユーザーには、眼鏡をかけている人の割合が高いといえます。


 眼鏡をかけている人がパソコン作業を行う場合の注意点としては、近視の場合は普段使っている眼鏡よりも度が少し弱め(−)、遠視の人は少し強め(+)のものを使うのが理想的であり、パソコン作業用の眼鏡を別途用意することをお勧めいたします。


 特に4 0 歳を過ぎて老眼になったユーザーは眼精疲労を防ぐ意味でも、パソコン作業用と常用の眼鏡を使い分ける必要があります。眼鏡を使わず、コンタクトレンズを常用する人も多いですが、コンタクトレンズを装着しながらのパソコン作業には以下の問題に注意しなければなりません。コンタクトレンズによって角膜の知覚が低下するうえ、涙液の分泌が減る。また、コンタクトレンズの水濡れ性の低下によって水分の蒸発を招く。そのうえ、パソコン作業でまばたきの回数が減れば、目の乾きが促進されてしまい、ドライアイになる可能性は非常に高いので注意が必要です。パソコン作業においてまばたきの回数が減っていると思うコンタクトレンズユーザーは、人工涙液で目を十分に潤すか、あるいは眼鏡を使用することをお勧ます。


パソコン作業環境の改善、労働衛生上の指針

  パソコン作業においてモニターは、目線に対して画面がなるべく下側になるように設置するのが鉄則です。モニターを見るうえで、目が上向きになるとまぶたが開く面積が増え、角膜表面にある水分の蒸発が進んでドライアイになりやすいといえます。また、常に頭を上げている状態になるため、首や肩に負担がかかります。パソコンの周りの環境も目に影響を与えるので注意が必要です。


 例えばモニターの周囲が必要以上に明るいと、瞳孔の括約筋が絞られ、正常な視力の妨げとなります。明るい状態が続くと、瞳孔の筋肉を使い続けることになり、結果的に目の疲れを招くためです。この場合、モニターとキーボード周辺の明るさの差を極力なくすことが重要となるります。この点に関して、アップルコンピュータ社は、M a c に付属するマニュアル「設置と準備」の巻末に「作業環境および健康に関する重要な情報」として、推奨する姿勢が保てるようなイスや机の高さ、モニターとの距離を示した図を掲しています。また、「安全衛生センター」のW e b ページも「労働衛生上の指針」として、パソコンの作業環境の諸注意について細かく示しているのでご参照下さい。

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン-


以上,コンピューター雑誌Mac Power 2001 6月号・7月号,デスクトップの書斎術でVDT作業における眼精疲労について,取材を受けた内容をもとに,眼精疲労についてまとめました。


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